こんにちは☀️ふかさわクリニックです🏥
いよいよ大崎市は、もうすぐ一年で最も活気あふれる「田植え」のシーズンを迎えますね!🚜🌾
農家の皆さまにとっては、まさに「猫の手も借りたい」ほど忙しいゴールデンウィーク。
この過ごしやすいはずの「田植えの時期」は、アレルギー体質のお子さまたちにとっては、喘息やアトピーが悪化しやすい「試練の時期」でもあることをご存知でしょうか。
「お父さんお母さんが忙しい時に限って、子どもが咳き込んだり、肌をかゆがったりして……😢」
「せっかく暖かくなったのになんで?」と不思議に思われるかもしれません。
今回は、その意外な理由とご家庭でできる対策について、じっくり・分かりやすくお話ししていきたいと思います。
今回のコラムでは、大切なお子さまの笑顔を守るためのヒントをたくさん詰め込みました。ぜひ、最後までお付き合いくださいね😊
1.なぜ「過ごしやすい5月」に症状が出るの?
5月は気候が安定しているように見えて、実はアレルギー体質のお子さまの体には、かなりの「ストレス」がかかっています。
主な原因は3つあります。
① 激しい「寒暖差」と「気圧の変化」
5月は「春の嵐」という言葉があるように、天気がコロコロ変わります☀️☔️
昼間は25度を超える夏日になったかと思えば、朝晩は10度近くまで冷え込むこともありますよね🥶
この激しい気温の差が、敏感なお子さまの自律神経を乱し、気管(息の通り道)をキュッと狭くさせてしまうのです。
② 黄砂・PM2.5・イネ科花粉のトリプルパンチ🤛
4月までのスギ花粉がピークを過ぎたと思ったら、次はイネ科の花粉が飛び始めます🌾
さらに、この時期に大陸から飛んでくる「黄砂」や「PM2.5」は非常に厄介です。
これらは粒子がとても小さいため、肺の奥深くまで入り込みやすく、喘息の炎症を直接刺激してしまいます。
また、肌に付着することで、アトピーのかゆみを一気に引き起こす引き金にもなります。
③ 4月の「疲れ」がドッと出る時期
新入園、新入学、クラス替え……。4月、お子さまたちは新しい環境で、大人以上に気を張って頑張ってきました🎒
ゴールデンウィークでホッと一息ついた途端、溜まっていた疲れが表面化します。
疲れが溜まると免疫のバランスが崩れ、普段なら抑えられているアレルギー反応が強く出てしまいやすくなるのです🌀

2.【小児喘息】夜間や明け方の「咳」を見逃さないで
喘息は、空気の通り道である「気管支(きかんし)」が慢性的に腫れてしまい、とても敏感になっている状態です。
喘息は炎症=「火事」と同じ状態だと考えてください🔥
イメージしてみてください。気管支の中で、小さな「ボヤ(炎症)」がずっと起きているような状態です。
煙いところで息をすると苦しいように、気管支が腫れていると、少しのホコリや冷たい風、走った時の刺激で、すぐに咳き込んでしまうのです。
〜こんなサイン、ありませんか?〜
お子さまは、自分から「息が苦しい」とはなかなか言えません。周りの大人が気づいてあげることが大切です。
✅ 夜寝る前や、明け方にコンコンと咳き込む
✅ 走り回ったり、大笑いした後に咳が出る
✅ 息を吸うとき、吐くときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と音がする
✅ 喉のあたりや、肋骨の間がペコペコ凹むような呼吸をしている
特に、夜中に咳で目が覚めてしまうのは、かなり苦しいサインです。
「ただの風邪かな?」と様子を見すぎず、一度ご相談くださいね🏥
ふかさわクリニックの喘息治療
当院では、「発作が出た時だけ薬を使う」のではなく、「発作が出ない状態をキープする」ことをゴールにしています。
ひと昔と違い、今の喘息治療はとても進化しています。
毎日コツコツと「気管支のボヤ」を消し続けることで、数年後にはお薬を卒業できるお子さまもたくさんいらっしゃいます✨

3.【アトピー性皮膚炎】5月の敵は「汗」と「紫外線」
アトピー性皮膚炎のお子さまにとって、5月は「冬の乾燥」とはまた違った悩みが生まれる季節です。
「バリア機能」が弱っているお肌
アトピーのお肌は、例えるなら「隙間だらけのレンガ壁」です。
健康なお肌は、表面にしっかり油分と水分があって、外からの刺激を跳ね返してくれます。
でも、アトピーのお肌はそのバリアが壊れているため、外からの刺激が直接入り込んでしまうのです。
5月に悪化する2大原因
- 「汗」が刺激物になる: 気温が上がると、お子さまは元気いっぱいに汗をかきます💦でも、アトピーのお子さまにとって、汗に含まれる成分は強力な「かゆみの元」になります。汗をかいたまま放置すると、そこから細菌が増えて、一気に湿疹が広がってしまいます💥
- 「紫外線」が肌を傷つける: 5月の紫外線は、実は真夏と同じくらい強力です☀️ 紫外線を浴びることでお肌のバリア機能がさらに低下し、ガサガサや赤みが強くなってしまいます。必要に応じて日焼け止めや帽子・衣服などで肌を守りましょう。
今日からできる!3つのスキンケア
- 「汗をかいたら、すぐ流す」: 可能であれば、お家に帰ったらすぐにシャワーを浴びて、汗を流してあげてください🚿無理な場合は、濡らした柔らかいタオルで、こすらずに「ポンポン」と優しく吸い取るように拭いてあげましょう。
- 「保湿は夏こそたっぷりと」: 「夏はベタベタするから保湿はいらないかな?」というのは、実は間違いです。夏こそさらっとしたローションタイプなどを使って、壊れたバリア機能を補ってあげることが大切です。
- 「石鹸はしっかり泡立てて」: 手でゴシゴシ洗うのは厳禁です!たっぷりの泡で、なでるように洗ってあげてくださいね。

4.お薬(塗り薬)の正しい使いかた、お伝えします
「お薬を塗っているのに、なかなか良くならない……」 そんなお悩みをお持ちの方は、もしかしたら「塗る量」と「期間」が少し足りないのかもしれません。
「フィンガーチップユニット」って知っていますか?
塗り薬の量の目安として、大人の人差し指の先から第一関節までお薬を乗せた量を「1FTU(フィンガーチップユニット)」と呼びます。
これが、大人の手のひら2枚分の面積を塗るのに適した量です☝️→🤲
実際に手に取ってみると「えっ、そんなに塗るの?」と驚かれることが多いです😳
ですが、お肌がテカテカ光るくらい、ティッシュがペタッとくっつくくらいが、お薬の効果を最大限に引き出す量なんです💡
「プロアクティブ療法」のススメ
最近のアトピー治療では、「見た目がきれいになっても、すぐには薬をやめない」という方法(プロアクティブ療法)が主流です。
表面がきれいになっても、皮膚の奥にはまだ「炎症の火種」が残っています🔥ここで薬を中断してしまうと、またすぐにぶり返してしまいます💦
当院では、お肌の状態を見ながら、お薬を塗る回数を「毎日」から「週に2回」というように、ゆっくりゆっくり減らしていく方法を丁寧にご説明します。

5.お家の中の環境も見直してみましょう
5月はダニやカビが元気になり始める時期でもあります。少しの工夫で、アレルギーの刺激を減らすことができます。
- お布団のケア: 天気が良い日はお布団を干したくなりますが、喘息や花粉症がある場合は、外に干すと花粉を家の中に入れてしまうことになります。布団乾燥機と掃除機を活用するのがおすすめです💡
- 空気清浄機の活用: 黄砂やPM2.5がひどい日は、窓を開けての換気は最小限にし、空気清浄機を上手に使いましょう。
- ぬいぐるみの洗濯: お子さまの大好きなぬいぐるみ、実はダニの温床になりやすいです。定期的に丸洗いして、しっかり乾かしてあげてくださいね🧸

6.ふかさわクリニックから、お父さま・お母さまへ
お子さまが夜中に咳き込んでいたり、痒くて眠れずに泣いている姿を見るのは、親御さんにとっても本当に辛いことですよね。
「自分のケアが足りないのかな……」なんて、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、どうか一人で抱え込まないでください。
アレルギーの病気は、体質や環境、季節など、いろいろな要因が重なって起こるものです。
決して、お父さまやお母さまのせいではありません。
ふかさわクリニックでは、お子さまの症状を診ることはもちろん、毎日ケアを頑張っている皆さまの不安や疑問にも、しっかり耳を傾けたいと思っています。
「この塗り方で合ってる?」「いつまで飲み薬を続ければいいの?」 どんな小さな疑問でも構いません。診察室で何でも聞いてくださいね。

7.まとめ
5月のお子さまの不調は、決して「わがまま」や「気のせい」ではありません。体が季節の変化に一生懸命ついていこうとしている証拠でもあります。
今回のポイントを復習しましょう!
- 5月は寒暖差・黄砂・疲れで、喘息やアトピーが悪化しやすい。
- 喘息のサインは、夜間や明け方の咳。早めの予防が肝心です。
- アトピーの敵は汗と紫外線。シャワーとたっぷりの保湿で守りましょう。
- お薬の塗り方(量と期間)を見直すだけで、お肌は劇的に変わります。人差し指の第一関節程度で手のひら2枚分です☝️🤲
大崎市の素晴らしい新緑を、ご家族皆さまで笑顔で楽しめるように。 私たちは、お子さまの健やかな成長と、ご家族の安心を全力でサポートさせていただきます。
少しでも「いつもと違うな」と感じたら、お気軽にふかさわクリニックへご相談くださいね。
それでは、次回のコラムもお楽しみに! 皆さまが、健やかな毎日を過ごせますように☀️
【この記事のまとめ】
- 5月は寒暖差やアレルゲンが多く、お子さまのアレルギーが激増する時期です。
- 喘息は「夜の咳」が受診の目安。吸入薬でしっかり「火の用心」をしましょう。
- アトピーは「汗を流す」「たっぷり保湿」「日焼け止め」の3点セットが基本です。
- お薬の量や塗り方一つで、症状は大きく改善します。
- 悩んだら一人で抱えず、当院へお気軽にご相談くださいね!


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